言葉




中学生か高校生か、それくらいの頃からあることを思っていた。



言葉のこと。



言葉って、目に見えない。
目に見えない言葉はいくらでも人を傷つけることができる。
心も目に見えないから、その傷は誰にもわからない。
だけど、言葉は人の命を奪うことだってある。
だから、考えて使わないといけない。



それくらい言葉というのはすごいものなのだ。



取り消せないから。



取り消せないけど、もしも言葉で傷つけてしまったとしても、その傷を浅くしたり広がらないようにしたりすることもできる唯一の言葉は「ごめんなさい」だと思う。



大事なのは、心からの「ごめんなさい」じゃないとね。



だって、「言葉」の「言う」という漢字は、「心」と「口」でできているんだから。





そして、ネガティブなことを先に書いたけど、言葉の力がすごいのはポジティブなことも、だ。



言葉で救われたりする。



言葉で元気になったりする。



言葉で感動したりする。



すごいなぁと思う言葉は「ありがとう」だ。
この言葉は人を気持ち良くする。
言われて嫌な気持ちになる人は稀だろうし、この言葉ひとつで関係性だって変わることもある。



私は、これまで情報発信活動を通して、メッセージやコメントで「ありがとう」と言っていただいた時、心の底から嬉しかった。



もっと頑張ろうと思ったし、それによってまた更に情報が広がって、ひとりでも多くの人の笑顔時間に繋がっていくといいなと思う。



母と私は、何かにつけてお互いよく「ありがとう」と言う。
日ごろから「ありがとう」をお互い発することは、関係性を良いものにしてくれている。これは間違いない。







言葉は、人間だけが使えるもので、最強の刃にもなり得るし最強の薬にもなり得る。



人間に与えられたそれは、当たり前に使っているけど、取り扱い要注意のものでもある。



だから、「ごめんなさい」と「ありがとう」というこの魔法の言葉があるということは、救いだ。



取り消せなくても、後々なんとかすることができる「ごめんなさい」は、言葉を扱う人間に残してくれた救いみたいなものだ。



これを言えない人が多いけどね。
それはまぁさて置き。



「ありがとう」は、自分自身も相手も温かくすることのできる魔法の言葉だ。人を笑顔にすることができる。





言葉。
目に見えないからこそ、大事に使わないといけないもの。
心も目に見えないし。
目に見えない言葉は、目に見えない心をどうとでもすることができる。




心地良くいられるために、心地良い言葉を使っていきたい。


女30歳、脳梗塞、左半身不自由になりまして

30歳のときに左小脳梗塞で倒れて 左半身が不自由になりました。 リハビリ、トレーニング、 いろいろやってきてます。 同じような状況の方々や リハビリに携わる方々のために、 情報発信をしていきたいと思っております。

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