いつ何が起こるかわからない

直近4年ほどの間に毎年毎年病院のお世話になることが起こった。

全部、「えっ?!」だった。

脳梗塞も卵巣の手術も、全部、お医者さんに言われるまで、自分にそんなことが起きるなんて思ってもみないことだった。

全部だ。

でも、毎年そんなことが起こった。

今も、これからも、なにもかも、次何が起こるかわからない世界に生きている。

こうだったらこうなる、とか

こうなれば幸せだ、とか

決めつけるような考えは私には元々あまりないのだけど、

さすがに、脳梗塞で半身不自由になるなんてことが起きたんだから、もう当分何も起きないだろう…なんて思っていた。

甘かった。

そんなわけない。

脳梗塞になったから当分何もないなんて、理屈にもなりゃしない。

右の卵巣の手術をした。

さすがにもう何も起こらないだろう、と思っていた。

まだまだ甘かった。

左の卵巣の手術をした。

今の私は、「もう何も起こらないだろう。」なんてことは全く思っていない。

脳梗塞のときも思ったことではあるけど、

「いつ何が起きるかわからない。」のだ。

いつ何が起きてもおかしくない。


生きていく上で、決まってることなんかない。

いつ何が起きるかわからない世界で、

決まってることなんか何もない世界で、

まだまだ知らないことばかりの世界で、

私は、自分の大事なものを大事にする。

それができれば、いい。


そう思えているのは、全部ここ4年ほどの間に自分の身に起きたことのおかげだ。

なんでも、決めつけてたら、生きていくのが苦しかったかもしれない。


決めつけてたら、

知らなかったことは知らないままま、

新たな喜びや新たな世界を知らないまま、

自分が知ってるだけの小さな小さな世界で、

生きていっていたのかもしれない。


いつでも、どんなことでも、なんでも起きる。

自分の想像なんてはるかに超えてくることは起きる。

だから、受け容れることがとっても大事。

起きたことも、知らない世界も、どんなことも。

哀しみも喜びも。

…ってことを、身をもって学んだ。


それでも、願うことは、

悲しいことは起きないでほしいということ。

悲しいことや苦しいことは起きないでほしい、と願わずにはいられない。

笑顔でいたい。

大事な人と笑顔で過ごす時間をできるだけたくさんつくりたい。

限られた時間を、そう過ごしたい。

女30歳、脳梗塞、左半身不自由になりまして

30歳のときに左小脳梗塞で倒れて 左半身が不自由になりました。 リハビリ、トレーニング、 いろいろやってきてます。 同じような状況の方々や リハビリに携わる方々のために、 情報発信をしていきたいと思っております。

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