退院して初めて、
つまり脳梗塞で倒れて半身不自由になって初めて、
ラーメンを食べた時のこと。
左手で丼を支えることはできずとも、ラーメンを食べることはできたので、何も考えずに食べていた。
なんにも考えていなかった。
なんにも考えずに食べていた。
麺も具も食べ終わった最後に、ハタと気付いた。
スープをすすることができないことに気がついた。
丼を両手で持って傾けながらスープをすすることができない。
実際にその動作をしなくてもわかった。
※ラーメンのスープを飲むことの健康的側面については無視する。
とにかく、あのときはラーメン丼を持つことができなかった。
そのことは自分にとってとてもショックだった。
でも今は、ラーメンのスープを啜れる。
ラーメン丼を両手で持つことができて、なおかつ傾けることができている。
気が付いたら持てていた。
意識してたわけでも練習してたわけでもない。
やってたことといえば、リハビリ。
気がついたら出来てた、っていうのは嬉しいもので、他にもそういうことはあった。
このラーメン丼のハナシ、LINEノベルに書いとけばよかったかな…
2コメント
2019.10.29 00:27
2019.10.28 23:59