スーパーでカートを押している時の足元の動画。
スーパーでカートを押す動作。
健康体の時、まっっったくなんにも思わなかったこの動作。
退院後、スーパーに行って驚いたのは忘れられない。
何に驚いたかって、カートに足をぶつけまくるのだ。
自分で押すカートに自分の足をぶつけるのだ。
しかもしょっちゅう。
健康体の時は、きっと、無意識にカートと足の距離感を感覚的にわかっていたのだろう。
私は小脳がやられたので、自分の足と道の距離感や、段差との距離感もわからない。
だから、そりゃあ、カートとの距離感なんてわかるわけがない。
それでも、7年経った今は、カートに足をぶつけることはほとんどない。
何度も何度もぶつけてきた。
リハビリと思って、カートを押すことを積極的にやっていた。
気が付いたら、ぶつけなくなっていたので、いつからぶつけなくなったかの記憶はハッキリしない。
でも、ぶつけなくなった。
脳も身体も頑張って、きっと「距離感」を覚えられたのだ。
健康体の時のように「無意識」という感じではない。意識はしている。
身体を動かす時に意識をすること、それ自体がもう無意識だ。
意識しないと難しいことをもう嫌というほどわかっているから、無意識に意識している。
常に動きに注意を向けている。無意識のうちに、注意を向けている。
これはつまり、普通よりも疲れるということ。
でも、無意識だからね。仕方ない。(笑)
歩く時、足元を見ないと怖かった。でも今はなんとか前を向いて歩ける。それは無意識に意識しているから。
それでも時々足元確認している。
そういう身体であるということ。時々嫌になるけど、仕方ない。
失ったものはもう仕方ない。
だから、失った悲しみも吹き飛ぶくらい良いこといっぱい起こしていきたい。
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