前々回、私の大事にしていることのひとつである「今」について書いた。
そして前回、私の大事にしていることのもうひとつである「人」について書いた。
なので、私の大事にしていることの最後のひとつについて書く。
「自分」だ。
両親がいるから私がいる。
両親の両親がいるから私がいる。
そのまた両親がいるから私がいる。
そして、これまで生きてきたなかでのたくさんの人との関わりがあって、今の私がいる。
ご先祖様とたくさんの関わってきた人たちのおかげで今の私がいる。
だから、今の私の存在は奇跡だと思う。
どれもこれも欠けては成り立たないから。
久しぶりに会った友人から、
「コツコツコツコツ努力してきたもんね。
コツコツコツコツは才能だね。」
と、言われた。
意識したことはないけれど、言われてみればたしかに私はコツコツコツコツ積み重ねてきた。
そうやって今の私がいる。
私は基本的に考えてしまうタチ(性質)なので、考え出すとそのことが頭の中から離れなくなる。
目的なり目標なりがあると、そのためにどうしたらいいか、ではその手前でどうしたらいいか、ではもっと手前でどうしたらいいか、そうやってブレイクダウンさせて、あとは「コツコツコツコツ」だ。
コツコツコツコツ。
コツコツコツコツ。
コツコツコツコツ。
そうやって私はここまでやってきた。
もちろんこの「コツコツ」が報われないと、そこそこ悲しい。
でも報われるかどうかの保証はない。
報われるかどうかはわからない。
それでも私は「コツコツコツコツ」自分がやれることをする。
報われる保証はどこにもないけれど、自分を信じることができるからやれるのだろうと思う。
自分を信じてコツコツ実行できるのは、自分だけのおかげじゃない。
そうできるようにしてもらっているんだと思う。
私はたくさんの人たちのおかげで今ここにいる。
決して自分1人だけの力で今ここにいるなんてことはない。
それは私だけではなく誰も有り得ない。
だから、たくさんの人たちのおかげで今私はここにいるのに私が私を大事にしないでどうするのだ…と思う。
私が誰よりも私を大事にできる存在なのだ。
私は私を大事にする。
そのためには…
自分の時間をいかに心地良く愉しくするか、
心と身体を大事にできるか、
コツコツ考えてはコツコツ実行している。
自分を大事にする。
私の場合、身体のこと(脳梗塞だけではなく卵巣のことや持病のことも全て)は大前提としてあるので、一定の枠のなかで、良い時間をつくる。
それが私の場合の「私を大事にする方法」だ。
大前提が消えることはない。
自分の身体のことは自分がいちばんわかる。
嘆いているわけでもなければネガティブなわけでもない。
私の現実だ。
その現実を念頭に置いた上で、私は私の時間を良い時間にすることで私を大事にする。
倒れて5年経ち、
「5年なんとか生きている。」ことに少しホッとした。
毎年1年経てばその都度ホッとしてきた。
あと5年、あと10年、
何事もないようにと願いながら、
私は今日も愉しくいられるように、
そのためにどうしたらいいかを考える。
明日どうなるかはわからないけれど。
私を大事にすることはきっとできるはずだと信じて。
日々できることを考えて、できることをする。
コツコツと。
一度きりの人生で、
その人生の幕引きは自分で決めることもできなければいつどうやって幕引きされるのかを知ることもないのだから、
できることはできるときにできるだけする。
もう散々泣いた。
自分の心も身体も大事にしたい。
私は私を笑顔にするしかない。
私は私の人生を大事にする。
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