「にじいろカルテ」


「にじいろカルテ」というドラマがあったのだけど、お気に入りだった。



病気がメインにあるんだけど、決してネガティブじゃなくて、むしろ明るくて温かいドラマだった。



大切なことを、押し付けではなく、温かく教えてくれるドラマだった。



このドラマを通して初めて知った病気もあった。そういう意味でもとても意味のあるドラマに思えた。



登場人物はそれぞれ辛い悲しい過去なりがあるんだけど、みんな人に優しくて明るくて前向きで支え合って生きている。



「病気って面白い。病気をしてなかったらここに来てなかったわけだし、みなさんに会うことも一生なかったわけだし」って言う主人公のセリフを聞いた時、心底共感した。



私も、脳梗塞で倒れて半身不自由にならなかったら、無かった出会いばかりだし、卵巣の手術もあって、大切なことにも気付かされた。






このドラマの脚本家である岡田恵和さんの脚本にはいつも「いいなぁ」と思わされる。



なんて素敵なセリフだろう…と思う。



「こうあったらいいな、自分もこうあれたらいいな」って思うし、「どこかにこんな現実があるのかも、あったら素敵だな」と思う。



岡田恵和さん脚本のNHKの朝ドラの「ひよっこ」も好きだった。



「姉ちゃんの恋人」はすごく大好きだった。こんなドラマがもっとあったらいいのに、と思っていた。





誰かが誰かのために生きている人間世界はきっとあんな世界なのかもしれない。



当たり前に支え合える世界、、いいなぁ…



他人事を自分事みたいに一緒に喜んだり悲しんだり出来る人たちがいて(価値観の押し付けにならない程度に)、、それがみんなで出来て、そんな世界は素敵だなぁと思う。






長いお箸とご飯茶碗を目の前に置かれた天国と地獄の話じゃないけど、、、



自分のためにそのお箸を使って自分のご飯を食べようとしてもお箸が長くて食べられない地獄と、



人のためにそのお箸を使って自分のご飯を人にあげる、それをそれぞれがすることでみんながご飯を食べられる天国、



そんなこと、そんな世界。






自分のことは当然大事にするけど、人のことも大事にしていきたい、そうして自分の世界を素敵な世界にしていけたらいいな、なんて思う。



甘いとか理想とか、そういうことじゃなくて、「そうありたい」と思う。



「そうありたい」と思う方へなら頑張れる。



自分が笑顔になれる世界のために。



努力って、「キツいことをすること」じゃなくて、「向かいたいところへいくためにすること」だと思っているから。



「そうありたい」と思う方への努力ならできる。



女30歳、脳梗塞、左半身不自由になりまして

30歳のときに左小脳梗塞で倒れて 左半身が不自由になりました。 リハビリ、トレーニング、 いろいろやってきてます。 同じような状況の方々や リハビリに携わる方々のために、 情報発信をしていきたいと思っております。

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