宇多田ヒカルさんが好きなので、先日NHKで放送されたSONGSを観ていた。
「あなた」っていう曲の歌詞を初めて耳にしたとき、どうしようもなく心から共鳴した。
そのまま同じことを思えて、その歌詞を聴いたときびっくりしたのを覚えている。
番組の中で、宇多田ヒカルさんが歌に込めた思いは「祈り」だと話していた。
何が起こるか全くわからない。
0.5秒後に全てがひっくり返される可能性がある。
そんな幼少期の環境の影響を受けていると語っていた。
いつ何が起きるかわからない。
安心したいけど、
安心したら傷つくから、
何も信じないようにしよう。
いいことが続くといいなって思うけど、
できるだけそうしないようにしていて、
でもそう望む自分のことも消しきれない。
それが祈りや願いや希望になる。
そう語っていた。
感想の全てをここに書くようなことはしないけれど、
0.5秒後に何が起きるかわからない
とか
歌詞の「大概の問題は取るに足らない」
とか
歌詞の「代わり映えしない明日をください」
とか
自分はもう全く同じことを思っている。
当たり前に明日なんてないし、
当たり前のものなんてなんにもない。
って、私はそう思っている。
だから、今目の前のことを大事にしたい。
そうやって自分が大事にしているものを、
誰かにとても軽率に扱われることがあったり、
誰かに踏みつけにされたり、
そんなことがあると心底悲しい。
悲しいことはたくさんあった。
でもきっとその悲しみは無駄にはなっていないはず。
なぜって、私はいつも真剣に向き合ってきているから、だから、大丈夫だ。
「今」は通過点だから。
ゴールがいつかはわからないけれど、
「今」がゴールじゃないことだけはわかる。
ゴールじゃないから、通過点なのだ。
でも、きっと、もしも、その通過点を大事にしなかったら、
いつ死ぬかもわからないから、
大事にしなかったことは必ず後悔すると思う。
何事にも真剣に向き合って、
「今」を大事にして、
大事な人を大事にする。
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